六つの方向

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法話

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 今から二千五百年前、インドで仏教を開いたお釈迦様が、地方を旅をしながら、教えを広めておられたときのことです。

ラジギールという町で、毎朝、六つの方向を拝む青年に出会いました。

青年はシンガーラといい、父の遺言を守り、毎朝、六つの方向を拝んでいるというのです。

その様子を見たお釈迦様は、正しい拝み方をその青年に教えることにしました。

お釈迦様はシンガーラに言います。

まず、四つの穢れた行いを捨てなさい。