それはうそでした
提供: wikipokpok
先日、金子みすゞ記念館を見学した。
そこで購入した童謡集に次のような詩があった。
「海とかもめ」
海は青いとおもってた、
かもめは白いと思ってた。
だのに、今見る、この海も、
かもめのはねも、ねずみ色。
みんな知ってるとおもってた、
だけどもそれはうそでした。
空は青いと知ってます、
雪は白いと知ってます。
みんな見てます、知ってます、
けれどもそれもうそかしら。
般若心経には
生じることもなく、なくなることもなく
汚れているのでもなく、きれいということもなく
増えるということもなく、減るということもない
とあります。
あなたの知っていることや、見ているものは、すべてあなたの色メガネを通したものです。
あなたの知っていること、見ていること、それはうそです。
色メガネをはずしたとき、本当の世界が見えてきます。